1/6ページ目 たまにはまともに命令を聞く気になるかも知れんぞ。 お前火計並に扱われとるぞ。」 言葉を遮る様に若干大声で一気に喋る。 「兵糧を見つけ次第、貴様を投げ入れろとな。」 「まじでか?」 「あぁ。この前、たまたま兵糧を見つけた後に野菜かじりながら戦ってたろ。」 「腹が減っては戦はできぬって基本だろ」 「しっかり事前に食っていただろうが。」 「別腹別腹。」 呆れた、と言う変わりにわざとらしく大きな溜息をつき、ついでの不満も言う。 「勝手に飛び出す勝手に戻ってくる勝手についてくる…」 「それは政宗の事が「せっかくの小さな体なのだからな。せめて活用したいわ。 なのに貴様の様な図体がついてきては無駄になるであろう?」 「あ、こないだの本当に女扱いしたわけじゃな「たまにはぼーーーーーっとしてみたいものだな。 どなたかの様にな。」 いつもの口調より少し軽いが、瞳だけは鋭く睨んでいる。 『前の事については喋るな』 そういう事だろう。 (いいお友達でいましょうってか…) 珍しくこの悩みと無縁だろう大男の方が溜息をつく。 「それでは。大根男。」 嫌味な顔つきで一礼してすたすたと去って行く。 「へぇ…。」 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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