1/1ページ目 極月に蛇の毒から醒めてしまう 慶次が我を忘れる程に儂を愛す 激痛に満ちた幸せの日々 ふたりきりの小さな世界。 慶次がわしにだけ非道を繰り返す 誰にでも優しい慶次が わしにだけ。 俯く儂の髪をかき上げ、覗き込んだ目は優しくて優しくて そうだ、此が本来の慶次の顔だ 人を閉じ込め意のままにしようなんてするわけ無いんだ…… 醒めるのが正しいと、わかっている だが、 籠の中から出たくなんてないんだ… 空を飛びたい理由も忘れた もう…夢想で構わないんだ… 「此の儘、慶次の足下に口付けをし続けられたら…」 「俺はそこまで、お前さんを腑抜けにしちまったんだねぇ…」 嗚咽で声が出ない お前さんなんて呼ばないでくれ……!!! わしの名を呼んで、一番激しい感情をぶつけてくれ…!! 手を伸ばしたが何も掴めなかった。 目が覚めると息が苦しかった。 「この儂が腑抜けたと?馬鹿を言いおって…」 何も、変わってはいなかった。 =========== 極月=12月です。笑。 すごく感情豊かなのに全て押し殺すタイプの人だったらすごぶる萌えるなぁと。 おなか痛くても言わない。野生動物スピリッツ。 もう二度と恋なんてしないんだい。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |