1/4ページ目 「お前さんに惚れたんだ」 「ふん…」 呼び止められた政宗は少し面倒臭そうに続ける。 「やっとわかったか。そう、わしは強いだけでなく知も芸も兼備えたまさに戦国一の名将、その言葉遅いくらいだぞ…」 「その性格に」 「うん? …まぁいかなる時も冷静沈着に最良の策を選び決断は早くとも必ず良い結果を出しそして男気溢れ…」 自己自慢は止まらない。 面倒臭そうに話し始めたのに気がつけば随分楽しそうなのは自賛だからなのか。 大体の人間はうんざりするだろうこの止まない話をこの大男も楽しそうに聞いている。 「…そんな男の元で働ける事、ありがたく思えよ。」 やっと終わった。 ちら、と慶次の方を見ると満面の笑みで答える。 「全くだ。」 そして顔が近付き唇がふれた。 ほんの一瞬の事。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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