【ほとんど病気】
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〜その日の晩〜


「…どうだ?
なかなか良いだろう?」

昼間に幸村にやられた按摩を見よう見まねで横たわる最愛の者に施す。

「あ〜〜〜〜…

いいねぇ〜…」

本当は力が全然足りないが政宗が自分に奉仕してくれてるというだけでかなり気持ち良い。

「つか……もったいないが…もう良い…
疲れてんのは政宗だろう?」

心地良さにまどろみながらも起き上がり、くるりと政宗の体を布団に倒す。

「俺がしてやるよ、
…気持ち良くなる事。」

待ち望んだ太く逞しい腕に囲まれ、柔らかで暖かい日のような視線がむけられると心地よく頬が上気していく。



「…………(;*ρvρ*)」

「ん?」

「(〃´σ`)ヾ」

「…どーした?政宗…?」

「(→_←;)…………………んぉあぁああああー!!なんか出たァァーーーー!!!!」

頭を抱え絶叫する政宗に少しのけ反る。

…政宗って精神薄弱するとこうなるんだ…可愛い…





「慶次っ…一発はたけ!!」

「は?
できるわけないだろ!?」

「ならばわしは体調が悪い!出て行け!!
今すぐだ!!!!」

せっかくの包囲から起き上がり両手で慶次の肩を押す。

拒むその行動に反して今にも泣きそうな悲しい顔をしている。


…意地っ張り。


お預け状態だったのはお互いで、政宗もこのままでいたいが普段と違う自分を見られるのは恐ろしい。

好きだと言われる前にこんな自分は見せた事が無いから。

こんな。(σ//▼//)σ

「………じゃあ…政宗が楽になるんなら…」

慶次はなぜ拒まれるのかわかっている。
そしてそれも含め愛しているのに。

こんな事になってても。(*@з;)=З

だが言葉だけでは納得しないだろうひねくれ者だから。


困ったように笑い、頬に大きな手を添える。

「覚悟はいいかい…?」

「愚問。」

「忠勝パパかよ。」

  ばすん


ツッコミ仕立てにしてみました。


ただ政宗が落ち着くきっかけを与えたかった為の、力はほとんど入れて無い張り手だが巨大で力強い手に張られ小さな体は軽く吹っ飛ぶ。



…そういえば馬で跳ねられた時もよく見失ったよなぁ…って「まさむねーーーーーー!!!!!?」




華奢な体が地に落ちる。

うつぶせのまま動かない。


あわわ…


焦るが壊れ物を扱う様な優しい手つきでゆっくり起こす。

心配そうに見ると、

「ブハッ…宜しい。超愛してる。」

血は出て無いが衝撃で噴射した涎と鼻水が垂れていた。てゅるてゅるに。


こんな政宗も見た事無い。



「………慶次、もう大丈夫だ…次は…
……か…体を癒してくれるか…?」

恥じらう小さな声で囁き熱の篭る潤んだ瞳で見詰めてくるが顔面汁まみれだ…


でも超愛してる!!


抱きかかえ布団へと向かう。


……
こんなに吹っ飛ばしたかぁー…


記録2部屋分。
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