加藤和彦 （かとうかずひこ 1947年3月21日生）［音楽プロデューサー/歌手］
京都府生まれ。1960年代後半にフォークグループ『ザ・フォーク・クルセダーズ』でデビュー。デビューシングル「帰って来たヨッパライ」は反響を呼び、大ヒットをおさめた。その後、ソロ活動に移行し、当時の妻・福井ミカをボーカルにしたロックバンド『サディスティック・ミカ・バンド』を結成するなど、斬新なアイデアに満ちた創作活動で、1960年代後半から70年代の日本のミュージックシーンをリードした。
その後、福井ミカとの離婚をきっかけにバンドは解散。1977年、作詞家の安井かずみと再婚。1994年に彼女が亡くなるまで「作詞・安井かずみ/作曲・加藤和彦」で、数々の作品を他ミュージシャンに提供した。また、時代の先端を行くファッショナブルな二人のライフスタイルも世間の注目を集めた。
1995年、オペラ歌手の中丸三千絵と再々婚するが、2000年に離婚。2005年発売のプレイステーション2用ゲームソフト『天外魔境III NAMIDA』の音楽を担当。指揮に佐渡裕、演奏に新日本フィルハーモニー交響楽団、歌手にサラ・ブライトマンを起用した。2007年にはTHE ALFEEの坂崎幸之助とのユニット、和幸（かずこう）を結成。2007年・2009年にアルバムリリース、ライブを行った。
2009年10月17日、長野県軽井沢町のホテルで遺体となって発見された。死因は首吊りによる自殺と見られている。鬱病を患い、死の直前にはそれが悪化していたという。また、多額の借金の存在もあったとされる。
2009年10月16日死去(享年62)
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