ピーター・アイヴァース


ピーター・アイヴァース

ピーター・アイヴァース(Peter Ivers 1946年9月20日生)
 [アメリカ・ミュージシャン]


 イリノイ州出身だがボストンのブルックラインで育つ。ハーバード大学出身でギリシャ語、ラテン語のほか、音楽理論、ヨガなどを学び東洋哲学の知識も持つ天才肌であった。音楽のキャリアの出発点はリトル・ウォルターのブルース・バンド。1969年にエピック・レコードからピーター・アイヴァース・バンド名義でアルバム『ブルー・コミュニオンの騎士』をリリース。ブルースをベースにしながら、フリー・ジャズ、ロック、クラシカル、フォークなどの要素をミックスした上で、エレクトリックな処理も施されており、既にピーターの個性を感じさせる音楽が完成している。ロサンゼルスに移りヴァン・ダイク・パークスなどとの活動を経て、1974年にアルバム『ターミナル・ラヴ』をワーナー・ブラザーズよりリリース。このアルバムで特異な音楽性は完成された。前衛ブルース+アシッド・フォーク+ロックといった趣の個性溢れるこのアルバムは今日のミュージック・シーンでも、カルト的な人気を博し、サイケデリック系のミュージシャンからの評価も高い。

 1976年には元スプーキー・トゥースのゲイリー・ライトとの共同プロデュースでアルバム『ピーター・アイヴァース』を制作。カーリー・サイモンとのデュエットといった話題もあり、尖った音楽性も少々影を潜めたが、ファンク、レゲエ、などのスタイルも取り入れ親しみやすい内容になっている。その後、ローウェル・ジョージ、ディー・ディー・ブリッジウォーター等と共演したり、ニューヨーク・ドールズ、ジョン・ケイルとステージを共にしたり、また、ビデオ・アートなどの制作も手がけ、幅広い分野で才能を発揮し活躍した。ロック・ショーや、自伝とも言えるミュージカル『ニルヴァーナ・キューバ』の制作にも取り掛かっていた。また、他のポップ・アーティストへの楽曲提供も果たしている。1980年代初頭から「New Wave Theatre」というロサンゼルスのローカルテレビ番組の司会者として活躍していたが、1983年にロサンゼルスのアパートの部屋でハンマーにより撲殺された。犯人は現在も不明である。

 1983年3月3日死去(享年36)


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